お電話での予約・お問い合わせ06-6318-9400
ブログBLOG
インプラント
皆さま、こんにちは。 摂津市千里丘の歯医者「りょうデンタルクリニック」です😊
インプラント治療では、 外科手術によって顎の骨にインプラント体を埋め込みます。 外科手術と聞くと、手術後の痛みやどれくらいで通常の生活に復帰できるかが心配になる方もいらっしゃるでしょう。 不安なく手術の日を迎えていただけるように、インプラント治療後の過ごし方についてお話しします。
野呂 端良 院長
Contents
インプラント手術後は、痛みや腫れを抑えるためにも、安静に過ごしていただくことが第一です。
特に、 ・血行をよくなることを避ける ・患部を刺激しない ということが大切です。
インプラント手術後は、傷口が回復するまでの間は、血流がよくなることを避けていただくのが基本です。 なぜなら、血液の流量が多くなることで、傷口から出血し、回復が遅れる可能性があるからです。
具体的には、 ・湯船につかる ・激しい運動をする ・飲酒する といった行動は、手術後数日間は控えてください。
手術当日はシャワーのみで簡単にすませましょう。 運動や飲酒の再開の目安は、出血が止まり、痛みや腫れがおさまってからです。 ご自身で判断が難しい場合は、手術を行った歯科医院に確認するのがよいでしょう。
傷口が回復するまでは、患部を刺激しないことも大切です。
手術後に血が気になって、うがいをする方もいらっしゃいますが、ぶくぶくとうがいをすると、傷口がふさがりにくくなります。 水をふくんで、吐き出す程度にしてください。 切開した歯ぐきを細い糸で縫合している場合は、糸が気になって触ってしまう方もいらっしゃいますが、不安定な状態で力を加えてしまうとインプラント体がズレてしまう恐れがあります。 指で触るのはもちろんですが、舌で触るのも避けましょう。
歯を磨く際は、歯ブラシで治療した部分を押してしまうことがないように気を付けてください。 傷口以外はいつも通り磨いていただくことが可能です。 「歯ブラシが当たってしまうのではないか」と心配で、歯を磨くのが怖いという方もいらっしゃいますが、お口の中に汚れが蓄積すると、細菌感染を起こす場合があります。 傷口が炎症を起こすことになれば、回復が遅れてインプラント体が不安定になる恐れがありますので、患部以外は丁寧に磨いて清潔な状態を保つようにしましょう。 通常のサイズの歯ブラシで磨くのが心配な場合は、患部の近くはヘッドの小さい「タフトブラシ」を使うのがおすすめです。
インプラント手術前後は、禁煙が必須です。 インプラント治療を成功させるためには、インプラント体と顎の骨がしっかりと結合しなければいけません。
タバコに含まれているニコチンは、骨の代謝を妨げて、インプラント体と骨の結合を阻害する恐れがあります。 また、血管を収縮する作用があるため、傷口回復のために必要な酸素や栄養素が十分に運ばれず、時間がかかってしまうことになりかねません。
さらに、喫煙によって、唾液の分泌量も低下します。 唾液が減ることで細菌が繁殖しやすい環境となり、インプラント周囲炎を発症するリスクが高まります。 インプラント周囲炎とは、インプラント周囲の歯ぐきやインプラント体を支える骨が歯周病菌に感染したことで炎症を起こしている状態です。 インプラント周囲炎が悪化すると、インプラント体を支えている骨が溶かされてインプラントが脱落する恐れがあるため、しっかりと予防することが大切です。
手術後は、お口の中の乾燥を防ぐためにも、こまめに水分補給してください。 カフェインやアルコールは治療後の経過に影響をおよぼす恐れがあります。 刺激にならないように「常温の水」を、少しずつ飲むのがおすすめです。
インプラント手術は、麻酔をかけて行います。 全身麻酔ではありませんので、手術後数時間で麻酔の効果は切れます。 麻酔が切れたのを確認できたら、食事を再開していただくことが可能です。 麻酔が効いた状態で食べてしまうと、食べものの温度がわからずにやけどする恐れがあります。
食事を再開するときは、まずはやわらかいものからが基本です。 手術後の食事としては、 ・おかゆ ・やわらかく煮たうどん ・スープ といったものを、お召し上がりください。 体調によっては調理ができない場合もありますので、市販のレトルト食品やゼリー飲料を事前に準備しておくのがおすすめです。
咀嚼(そしゃく)が必要な献立になると、傷口が開いてしまう恐れがあります。 また、かたいものだけでなく、 ・辛いもの ・熱いもの も傷口にとって刺激となり、痛みや腫れの原因となる可能性があります。
インプラント手術と同時に仮の歯を取り付けることがありますが、この場合の仮の歯は見た目をよくするためのもので、しっかりと噛めるわけではありませんので、思いっきり噛むことがないようにお願いします。 お食事の際は、できるだけ、治療した部分の反対側で噛むように心がけましょう。 やわらかいものからはじめて、少しずつ元の食事に戻すようにしてください。
傷口の回復に伴って、通常の食事をとれるようになります。 インプラント体と骨の結合を促すためにも、次の栄養素を積極的に摂るのがおすすめです。 ・歯ぐきを修復・形成するタンパク質 ・歯ぐきの再生を促して健康な状態に保つビタミン類 ・歯ぐきの健康を維持する鉄分 ・骨組織の修復・形成を促すカルシウム
さまざまな栄養を摂るためにも、バランスのよい食事を心がけましょう。
手術後は「早く仕事に復帰しないといけない」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。 インプラント手術は、基本的に日帰りで行います。 手術後は院内で休憩していただいてからご帰宅いただきますが、インプラント手術は心身の負担が大きいものですので、手術当日は帰宅後もゆっくりとお過ごしください。
お仕事の復帰は、 ・インプラントの本数 ・傷口の状態 ・体力の回復 ・お仕事の内容 といった点を考慮する必要があるため、お一人お一人でタイミングが異なります。
手術後の腫れや痛みが続く期間にも個人差があり、1週間程度続く場合もあります。 身体への負担が少ないデスクワークであれば、数日後には復帰できる可能性がありますが、その場合も無理のないように、仕事時間や仕事の内容を調整することが大切です。 重い荷物を持つようなお仕事の場合は、事前に歯科医師と相談した上で、無理のないスケジュールを組むようにしましょう。
インプラント手術で痛みを心配される方もいらっしゃいますが、麻酔を使用するため、手術中に痛みを感じることはありません。 手術後、麻酔が切れてから、痛みを感じたら処方された痛み止めを服用してください。 痛みがあるからといって、氷などで冷やすのはやめましょう。 冷やしすぎると傷口の治りが悪くなることがありますので、水道水で濡らしたタオルで抑える程度にとどめてください。
次のような場合は、できるだけ早く歯科を受診しましょう。 ・痛み止めを服用しても痛みがおさまらない ・痛みが強くなる ・痛みが長く続く ・発熱した ・出血が止まらない ・膿が出てきた ・よだれが止まらない
腫れや痛みは、1〜2週間程度で治まってくるケースがほとんどです。 処方された痛み止めを飲んでも、痛みがおさまらない場合は、なんらかのトラブルが生じている場合があります。 痛みが続くときは、ガマンせずにお早めに受診することが大切です。
また、傷口からの出血は、一般的には数日でおさまります。 出血が続いている場合や鼻から血が出てくるようであれば、早めに相談した方がいいでしょう。 上顎のインプラント手術を行った場合は、鼻をかむことで、鼻から血が出ることがあります。 下顎のインプラント手術で、よだれが出たり唇に違和感が生じたりするなどの症状がある場合もお早めにご相談ください。
痛み止めや傷口の化膿を防ぐための抗生物質は、指示された通りに飲み切りましょう。
湿疹が出たり、お腹を壊したりした場合は、薬の変更が必要となることもありますので、自己判断せっずに歯科を受診してください。
インプラント治療を成功させるためには、手術後の過ごし方が非常に重要です。 お仕事や日常生活の復帰の目安は、患者さまお一人お一人の回復状況によって異なります。歯科医師と相談しながら、無理のない範囲で少しずつ再開していくことが大切です。
JR東海道線「千里丘駅」西口から徒歩3分の「りょうデンタルクリニック」では、お一人お一人のお悩みや治療に関する要望をおうかがいして、適切な治療法をご提案します。 インプラント治療に関するご質問にもお応えしますので、まずはどのようなことでもお気軽にご相談ください。
▼当院へのアクセスはこちらから >
【千里丘の歯医者】インビザライン治療後に歯並びが後戻り?理由と対処法
ホワイトニングで白くなる歯と白くなりにくい歯があるって本当ですか?
2024.12.27 [金]
2024.08.30 [金]
2024.06.03 [月]
ホワイトニング後はすぐに食事できる?白さを維持するために気をつけたいこと
くいしばりをしていると歯周病が悪化する?くいしばりの影響について
マウスピース矯正”インビザライン”について
銀歯が気になる方におすすめの「メタルフリー治療」とは
8割の人が悩む口臭問題