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歯ぎしり・くいしばり, 歯周病
皆さま、こんにちは。 摂津市千里丘の歯医者「りょうデンタルクリニック」です😊
無意識のうちに、歯をくいしばっていたことはありませんか? くいしばりをしていると、ご自身が考えている以上に、強い力が歯や歯ぐきにかかっています。 くいしばりが原因で、歯周病やむし歯が悪化する可能性もあります。 さらに、肩こりや頭痛など全身の不調の原因となっていることもあるのです。
けれども、くいしばりは無意識のうちにしているケースが多く、くいしばりをしていることに気付いていない方も多くいらっしゃいます。 ここでは、くいしばりについて詳しくお話しします。
野呂 端良 院長
Contents
歯をくいしばったときには、体重の倍以上の強い力がかかっています。 くいしばりが習慣になっていると、歯がすり減り、最悪の場合折れてしまうこともあります。 そして、歯にそれだけの負担がかかっているということは、歯を支えている組織にも相当の負担がかかっているのです。
歯周病は、歯周病菌が出す毒素によって、歯ぐきが炎症をおこす感染性の疾患です。 炎症の範囲は少しずつ広がり、やがて歯を支えている骨にまで及び、骨の吸収が始まります。 この状態で、くいしばりをすると、骨の吸収が急速に進行する恐れがあるのです。 歯周病治療に取り組んでいても、くいしばりをそのままにしていれば、症状が改善されにくくなります。
歯周病が悪化して、骨の吸収が進むと、歯を支えられなくなるため、歯が脱落します。
さらに、歯周病菌が全身に回ることで、 ・糖尿病 ・心疾患 ・脳疾患 ・早産や低出生体重児の出産 ・動脈硬化 などの全身の疾患を引き起こす恐れがあることがわかっています。
歯は一度失うと、二度と元には戻りません。 また、歯周病は感染症ですので、お口全体に広がる可能性もあります。 いつまでも食事や会話を楽しむためには、ご自身の歯を1本でも多く残すことが大切です。 歯周病を悪化させないためにも、くいしばりの症状は早めに改善する必要があります。
くいしばりは、歯周病だけでなくさまざまな疾患と関係することがわかっています。 ここでは、くいしばりの症状や治療法についてお話しします。
私たちは、食事の際に、上下の歯をかみ合わせて食べ物を噛み砕きます。 じつは、リラックスした状態では、上下の歯は接することなく、1㎜程度すき間があいています。 上下の歯が接するのは、食べ物を噛むときくらいで、その時間は1日の中の20分程度なのです。
くいしばりとは、上下の歯で強くかみ合わせることで、「クレンチング」ともよばれています。 1日に1〜2時間、歯をくいしばっている方もいれば、一晩中くいしばりを行っている方もいらっしゃいます。 「くいしばり」は夜間だけでなく、日中も行われますが、音がしないことから、ご自身だけでなく周りにも気付かれにくいのが特徴です。
(参考:厚生労働省eヘルスネット「歯ぎしり」より) >
くいしばりは無意識のうちに行っていることが多く、ご自身では気付いていない方もいらっしゃいます。 「ご自身には関係ない」と思わずに、ご自身でチェックしてみましょう。 一つでも当てはまるものがあれば、くいしばりをしている可能性がありますので、できるだけ早く歯科を受診してください。
就寝時にくいしばりをしていると、朝起きたときに、こめかみのあたりが締め付けられるような痛みを感じることがあります。 ちょっとした違和感でも、頻繁に起こる場合は、くいしばりをしている可能性があります。
就寝中にくいしばりをしていると、上半身にだるさを感じることがあります。 また、日中のくいしばりは、就寝中にくらべて弱い力ではあるけれども長く続く傾向にあり、筋肉のこりや頭痛の原因となりやすいとされています。
日常的に強い力が歯にかかると、歯が揺さぶられて、少しずつ歯ぐきが下がります。 以前より歯が長くなったように感じたり、歯の根本部分が見えていたりする場合は、くいしばりによって歯ぐきが下がってしまったのかもしれません。
くいしばりをしているときに、舌や粘膜が歯に押し付けられていることがよくあります。 長い時間、歯を食いしばっていると、舌や粘膜に歯の形がつくことがあります。
くいしばりが習慣になっている方は、顎関節症になりやすいことがわかっています。 くいしばりは顎関節にも負担がかかり、口を開けるたびに、「カクカク」「シャリシャリ」といった音が鳴ることがあります。
知覚過敏とは、むし歯ではないのに冷たいものを飲んだときに歯がしみたり痛んだりすることです。 くいしばりによって歯の表面のエナメル質が削られて、神経にほど近い象牙質がむき出しになることが原因と考えられます。
歯をくいしばっていると、噛むときに使う筋肉(咬筋)が肥大します。 その結果、エラが張ったように見えるのです。
むし歯が再発していないのに、詰め物・被せ物が外れる場合は、くいしばりをしている可能性があります。 くいしばりが強いと、詰め物・被せ物に過剰な力が継続して加わるため、外れやすくなるのです。 また、くいしばりによって、詰め物・被せ物そのものが割れたり欠けたりすることもあります。
くいしばりで歯が擦れることで、歯と歯の間に細かいヒビが入ることがあります。 そのヒビに細菌が入り込み、むし歯が少しずつ進行します。 歯と歯の間は見えにくく、さらに唾液が行き届きにくいことからも、知らない間にむし歯が進行しているケースは少なくありません。
くいしばりの症状は、できるだけ早く緩和するのがおすすめです。 そのためにも、くいしばりをしているかもしれないと感じたら、歯科にご相談ください。
くいしばりは、 ・ストレスなどの精神的な負担 ・噛み合わせの乱れ など、さまざまな要因が重なって起こるものです。
お一人お一人のお話をしっかりと聞いて、原因を特定し、適切な治療をご提案します。
くいしばりが起こる原因は、一つではありません。
くいしばりのおもな原因は、ストレスや緊張と考えられています。 人間関係などで、ストレスを抱えている場合や、緊張が高まったときに、くいしばりをする傾向にあります。 ストレスを感じることで、お口周りの筋肉が強張り、くいしばりが起こるのです。 反対に、ストレスを緩和するために、歯を食いしばる方もいらっしゃいます。
どこか1本だけ高い、あるいは低い歯があると、しっかりと噛むことができません。 しっかりと噛めていないと、強く噛むように脳が指示を出すため、くいしばりがさらに強くなります。
くいしばりの症状を改善するために、歯科医院で行うことをご紹介します。
お口の型取りを行い、お一人お一人のお口に合わせてマウスピースを製作します。 マウスピースを装着することで、歯や歯ぐきにかかる力が分散されて、ダメージを軽減することが可能です。 しっかりとお口に合わせて製作されるので、市販のものよりも高い効果が期待できます。 保険が適用される場合もありますので、まずはご相談ください。
かみ合わせの高さに原因がある場合は、かみ合わせを調整します。
適度な運動を取り入れて、筋肉の緊張をほぐしましょう。 くいしばりが原因で、頭痛や肩こりが起こることがありますが、頭痛や肩こりが原因でくいしばりが起こることもあります。 日々の生活でストレスを溜めないように、リラックスできる時間を意識的に持つようにしてください。
また、姿勢にも注意が必要です。 頬杖をついていると、顎に負担がかかり、くいしばりが強くなる恐れがあります。 ほかにも、同じ方ばかり向いて寝ていると、片方の顎に負担がかかります。 枕が高すぎる場合は、首や肩に負担がかかりますので、見直しましょう。
くいしばりは、お口、そして全身の健康にマイナスの影響を与える恐れがあります。 「クセのようなもの」とそのままにするのではなく、できるだけ早く適切な治療法で症状を改善しましょう。 くいしばりに関する専門的な知識をもとに、お一人お一人に合わせた治療をご提案し、健康的な毎日をサポートしますので、お一人で悩まずに当院にご相談ください。
「りょうデンタルクリニック」は、JR東海道線「千里丘駅」西口から徒歩3分と駅から近い歯科医院です。 お車でお越しの方には、駐車場をご用意していますので、ご利用ください。 平日だけでなく土曜も診療していますので、お仕事帰りやお休みの日など、ご都合にあわせて通院していただけます。
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