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ホワイトニング
皆さま、こんにちは。 摂津市千里丘の歯医者「りょうデンタルクリニック」です😊
「歯を白くしたいけれど、むし歯の治療中でもできる?」「歯周病の治療中でもホワイトニングはできるの?」といった疑問をお持ちではありませんか。 歯科のホワイトニングでは、専用の薬剤を使って、歯の黄ばみの原因を分解して歯を白くします。
口元への意識の高まりから、年齢や性別を問わずホワイトニングを希望される方は増えていますが、お口の状態によってはすぐに施術できない場合もあります。 むし歯や歯周病がある状態でホワイトニングを行うと、痛みが出たり、期待したほどの効果が得られない場合があるためです。 今回は、「むし歯や歯周病がある場合のホワイトニング」についてお話しします。
野呂 端良 院長
Contents
美しく健康的な白い歯を手に入れるためには、まずはお口の健康状態をしっかりと整えましょう。 ホワイトニングを始める前には、必ず歯科医院でお口全体の検査を行います。 なぜなら、むし歯や歯周病といったお口のトラブルがある状態でホワイトニングを行うと、さまざまなトラブルにつながる恐れがあるからです。
たとえば、むし歯がある歯にホワイトニング剤(過酸化水素など)を使用すると、薬剤が歯の内部までしみ込み、強い痛みを感じることがあります。 また、歯周病によって歯ぐきが炎症を起こしている場合、薬剤が刺激となり、腫れや出血を悪化させる恐れもあります。
ホワイトニングによるトラブルを防ぐために、事前に次のことを実施します。
検査では、たとえば、 ・むし歯がないか ・歯周病の症状がないか ・詰め物や被せ物に異常がないか を確認します。
検査でむし歯や歯周病の症状が見つかった場合は、まずは治療を優先することが大切です。 むし歯がある場合は歯の表面に小さな穴やヒビができていて、そこから薬剤が浸透することで神経に近い部分が刺激されてしまうことがあります。 また、古い詰め物や被せ物の周囲に段差やすき間があると、ホワイトニングの薬剤がそこから入り込み、しみたり痛んだりする原因にもなります。
また、ホワイトニングの効果を高めるために、ホワイトニングの前にクリーニングを行います。 クリーニングでは、歯の表面に付着している歯垢や歯石を取り除き、薬剤が歯に浸透しやすい状態に整えます。
むし歯のある歯にホワイトニングを行うと、薬剤が内部の象牙質にまで浸透して、強い刺激を感じることがあります。 その結果、「しみる」「ズキズキ痛む」などの症状が出ることがあります。
また、むし歯の部分は薬剤の反応が不均一になるため、ホワイトニング後に色ムラが生じてしまうことになりかねません。 白くなる部分とならない部分があると、見た目の仕上がりにも影響します。
むし歯は自然に治ることはなく、放置すると進行していきます。 治療を後回しにしてホワイトニングを行うと、一時的に歯が白くなったとしても、ホワイトニング後にむし歯治療のために歯を削らなくてはいけません。 結果的に、白くした歯を再治療することになり、ホワイトニングの効果も失われてしまいます。
そのため、まずはむし歯治療を優先し、健康な状態に整えてからホワイトニングを行うことが大切です。
ただし、ホワイトニングの薬剤は天然歯には効果がありますが、レジン(プラスチック)、セラミック、金属などの人工歯には作用しません。 過去にむし歯治療を受けた歯がある場合、詰め物や被せ物の部分は白くならず、周囲の歯だけが明るくなる場合があります。 色の差が気になる場合は、ホワイトニング後に詰め物や被せ物を交換することで、自然な仕上がりに整えることが可能です。
歯周病で歯ぐきが腫れているときにホワイトニングを行うと、薬剤の刺激によって炎症が悪化することがあります。 また、歯ぐきが下がって歯の根が露出している場合、その部分に薬剤が触れると強いしみを感じることもあります。
ホワイトニングは、歯ぐきが健康な状態で行うことが基本です。
歯周病の症状がある場合は、適切な治療を受けて症状が落ち着いてからホワイトニングを行うことで、痛みや不快感を防ぐことができます。
歯周病は「歯を失う原因の第1位」ともいわれる病気です。 歯を支える骨が少しずつ溶けてしまうため、放置すると歯がぐらつき、最終的には抜け落ちることもあります。
ホワイトニングは見た目の美しさを高める治療ですが、歯の土台となる歯ぐきが健康でなければ、長く美しい状態を保つことはできません。 まずは歯周病治療で歯ぐきの炎症をしっかり抑え、歯を支える歯周組織を健康な状態に整えた上でホワイトニングを行うことが大切です。
ホワイトニングと混同されやすいのが、「クリーニング」です。 クリーニングでは、歯の表面に付着した歯石やプラーク(歯垢)、着色汚れを機械的に取り除くため、歯本来の色があらわれます。 汚れの付着状態によっては、汚れが落ちたことで歯の色が明るくなったように感じることもあります。
一方で、ホワイトニングは薬剤によって歯の内側から色素を分解し、本来の色よりもさらに白くすることも可能です。 そのため、まずクリーニングで歯の汚れを落とし、健康な状態に整えた上でホワイトニングを行うと、より美しい仕上がりになります。
また、ホワイトニング後に、定期的にクリーニングを行うことで、健康で美しい状態を保ちやすくなります。 ホワイトニングで歯を白くしても、むし歯や歯周病になってしまうと、歯そのものの寿命にも影響がでることになりかねません。 クリーニングの目的は、汚れの除去であり、定期的にクリーニングを行うことでむし歯や歯周病予防につながります。
歯科医院での定期的な検診やクリーニングに加えて、日々のセルフケアも大切です。
歯磨きは、食後と就寝前に行います。 寝ている間は唾液の分泌量が減り、汚れや着色成分が歯に付着しやすくなるため、就寝前の歯磨きは特に丁寧に行うことが大切です。 歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯と歯の間や歯ぐきの境目など、汚れが溜まりやすい部分を丁寧に磨きましょう。
歯ブラシはやわらかめの毛先を選び、力を入れすぎずに小刻みに動かします。 強い力で磨くと、歯の表面に傷がつき、ホワイトニングの効果を損なう恐れがあります。 電動歯ブラシをお使いの方は、力をかけすぎないように注意しましょう。
また、ホワイトニング専用の歯磨き粉を使うのもおすすめです。 研磨剤が少ないもので、ステイン(着色汚れ)を浮かせて落とす成分や、再着色を防ぐコーティング成分が含まれているものを選ぶとよいでしょう。 毎日の歯磨きを丁寧に行うことで、むし歯や歯周病を予防しながら白さを長く保つことができます。
コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどの色の濃い飲食物は、着色の原因になります。 摂取後は、すぐにうがいや歯磨きを行うことで、着色を防ぎましょう。 喫煙も着色の原因となるため、白さをキープしたい方は禁煙がおすすめです。
また、唾液の働きを高める生活習慣を心がけましょう。 よく噛んで食べることや、水分をしっかり摂ることで、唾液の分泌が促されます。 唾液にはお口の中の汚れを洗い流す役割があります。 また、むし歯菌の活動を抑える作用や、初期むし歯を修復する働きもあり、ホワイトニング後の歯をむし歯から守る上でも重要な役割を果たします。
睡眠不足や不規則な生活習慣も唾液の分泌量と関係があり、お口の環境を悪化させる原因になります。 規則正しい生活を心がけ、お口の健康を維持していきましょう。
歯科のホワイトニングでは、歯の表面を削ることなく、専用の薬剤を使って歯の色素を分解・漂白します。 薬剤には、「過酸化水素」や「過酸化尿素」といった成分が含まれており、歯の内部にある着色物質を分解することで、自然な白さを取り戻すことができるのです。
当院では、 ・歯科医院で施術を行う「オフィスホワイトニング」 ・ご自宅などで行う「ホームホワイトニング」 ・オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行う「デュアルホワイトニング」 といった3種類のホワイトニングを取り扱っています。 ホワイトニングには、それぞれに特徴があり、薬剤を塗布する場所や方法が異なり、白くなるスピードや白さの持続期間にも違いがあります。 お一人お一人のご要望をおうかがいした上で、それぞれのメリットや注意点をわかりやすくご説明しますので、どのようなことでもお気軽にご質問ください。
どのホワイトニングも、健康な歯に行うのが前提となるため、むし歯や歯周病の治療を先に行うことが重要です。 りょうデンタルクリニックでは、まずお口全体の健康を大切にし、健康な状態に整えた上でのホワイトニングをご提案します。 歯を白くすることで、見た目の印象が向上するだけでなく、口元に自信を持てるようになります。 「この白さを保ちたい」という思いから、歯磨きや定期的なメンテナンスへのモチベーションも高まりやすく、ホワイトニングは見た目を美しくするだけでなく、結果的にお口全体の健康を守ることにもつながるのです。 健康で美しい口元をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
「りょうデンタルクリニック」は、JR東海道線「千里丘駅」西口から徒歩3分の場所にあります。 バスをご利用の方は、当院から徒歩で4分のところにある近鉄バス「JR千里丘」バス停や、当院の目の前にある吹田市コミュニティバス・あおばルート「千里丘一丁目」バス停が最寄りです。 お車でお越しの方には、専用駐車場をご用意しています。
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