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矯正歯科
皆さま、こんにちは。 摂津市千里丘の歯医者「りょうデンタルクリニック」です😊
日常生活の中で、かみ合わせを気にしたことはありますか? 歯並びは意識することはあっても、かみ合わせについて気にされている方はあまりいらっしゃらないかもしれませんね。
けれども、かみ合わせは、健康な毎日を送るための基礎となるものです。 かみ合わせが乱れている状態が長く続くと、お口、そして全身にさまざまな影響がでる恐れがありますので、できるだけ早く整えることが大切です。 ここでは、かみ合わせについて詳しくお話しします。
野呂 端良 院長
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「噛むことは生きること」といわれるほど、噛むことは生活に直結しています。 歯には「食べる」だけでなく、「発音を助ける」「表情をつくる」「体の姿勢やバランスを保つ」「噛むことで脳に刺激を与える」などさまざまな役割があり、そのすべてにかみ合わせが関係しています。
そのため、かみ合わせが悪い状態をそのままにしていると、健康寿命が縮まる恐れがあるのです。 健康寿命というのは、平均寿命とは異なり、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」です。
2019(令和元)年の調査によると、平均寿命と健康寿命の差が、男性で8.73歳、女性で12.07歳もあることがわかっています。
(参考:厚生労働省eヘルスネット「平均寿命と健康寿命」より) >
健康寿命を延ばすためには、さまざまな取り組みがなされていますが、「かみ合わせを整えてお口の健康を維持する」こともその中の一つです。
かみ合わせに問題があるかないかを、ご自身で判断するのは難しいかもしれません。 けれども、日常的に意識することで、かみ合わせの変化や異常に気付くことはできます。
「かみ合わせ」は、上下の歯がしっかりと合うことを指します。 噛んだときに、筋肉や顎の関節に負担をかけることなく、自然とバランスよくしっかり噛めるのがよいかみ合わせです。
具体的には、 ・歯(義歯を含む)が揃っている ・上下の歯がしっかりとかみ合っている ・全部の歯を使って食事できる ・歯ぐきが健康で出血がない ・歯並びが整っている ・歯の形に異常がない ・食べ物をこぼさずに食事ができる というのが理想的なかみ合わせです。
「かみ合わせ」とよく混同しがちなのが「歯並び」です。 それぞれに意味が異なり、歯並びは歯がどのように並んでいるか、つまり、見た目をさしていて、機能面での意味は含まれていません。
一方、かみ合わせは噛む機能のことで、上下の顎や上下の歯の位置関係によって、決定付けられます。
歯がキレイに並んでいるように見えても、しっかりと噛めていないこともあるのです。 かみ合わせは、歯並びや顎のバランスだけでなく、ストレスや生活習慣からも影響を受けます。 また、年齢とともに変化することもあります。
鏡を見ながら、次の項目で当てはまるものがないかチェックしてみましょう。 ・顔が左右非対称になっている ・歯の中心がズレている ・奥歯をかみ合わせると前歯がかみ合わない ・歯を食いしばることができない ・口を開け閉めすると顎関節が痛い ・口を大きく開けにくい ・片方の歯ばかりで噛んでいる ・下顎が出ている ・前歯が出ている ・歯を抜けたままにしているところがある ・発音しにくい音がある 一つでも当てはまるものがあれば、歯科でかみ合わせのチェックを受けましょう。
悪いかみ合わせをそのままにしていると、お口、そして全身に影響をおよぼします。
まずは、お口の中でどのようなことが起こるかについて説明します。
歯並びが原因でかみ合わせが悪くなっているケースでは、磨き残しが多くなる傾向にあり、むし歯になるリスクは高まります。
また、かみ合わせが悪いせいで、お口をしっかりと閉じられない場合、お口の中が乾燥し、唾液の量が低下します。 唾液にはお口の中の汚れを洗い流す働きがありますので、むし歯・歯周病・口臭などのトラブルの原因となるのです。
かみ合わせが悪い状態では、上下の歯が接触する部分が少なくなり、咀嚼の能率が悪くなります。 接触している部分だけに噛む力が集中することで、一部分に負担がかかるだけでなく、全体の噛む力に問題が生じます。 よく噛めないまま飲み込むこととなり、胃や腸にも負担がかかるのです。
前歯のかみ合わせが悪くなると、息が漏れてうまく発音ができないなど、発音に影響がでます。 また、話すときに唾が飛んだり、口が渇いたりすることもあります。
かみ合わせの不具合は、全身の健康にも影響を及ぼします。
左右均等に噛むことができていないと、片側の筋肉ばかり発達し、骨格のバランスが崩れます。
全身の筋肉はつながっていて、一部分に負担がかかるとあらゆる部分に影響が出ます。 噛み合わせが悪いことで、お口周りの筋肉に負担がかかると、頭痛や肩こりを誘発します。
かみ合わせが悪いと顎関節に負担がかかり、顎関節症を発症するリスクが高まります。 ・口を開けるときに顎がカクッと音がする ・顎が痛む ・大きく口が開かない といった症状があらわれて、ひどくなると、日常生活に支障をきたします。
噛み合わせが悪かったり、顎がずれていたりすると身体の揺れが大きくなり、重心が定まらなくなります。 その結果、バランス能力が低下して、パフォーマンスに影響を及ぼすのです。
では、なぜかみ合わせが悪くなるのでしょうか。
失った歯をそのままにしていると、しっかりとかみ合わせることができません。 また、スペースが開いていると、両隣の歯が倒れこみ、全体の歯並びにも悪い影響が出ます。
指吸いや指しゃぶり、舌を出すなどのクセは、歯に圧力をかけます。 頬杖なども、かみ合わせに影響を与えます。
口呼吸をしていると、舌の位置がズレて、舌で歯を押している可能性があります。 また、口が開いたままになりがちで、お口周りの筋肉が発達せずかみ合わせが乱れる原因となります。
当院では、悪いかみ合わせを整える治療「咬合治療」を行っています。 治療の方法は一つではありませんので、患者さまの症状や治療におけるご要望に合わせて、適切な治療をご提案します。
歯を少しずつ動かして歯列とかみ合わせを整えるのが「矯正治療」です。 当院では、 ・マウスピース型矯正装置「インビザラインシステム」を使った矯正治療 ・ワイヤーを使った矯正治療 を行っています。 お一人お一人に適した治療をご提案し、ご同意の上で治療を始めますので、どのようなことでもご質問ください。 矯正治療で改善されない場合は、外科手術が必要になることがあります。
マウスガードを装着することで、歯ぎしり・食いしばりから歯を守り、顎や歯ぐきへの負担を和らげる治療法です。 就寝中だけでなく日中も装着していただけます。 スポーツをされている方には、重心をコントロールしてパフォーマンスを向上するために、スポーツ用のマウスガードをオーダーメイドで製作します。
かみ合わせは、むし歯や歯周病のリスクをはじめ、全身の健康、そして健康寿命に関連します。 当院では、矯正治療のほかに、スポーツマウスガードやナイトガードなど、各種マウスピース製作も行っております。 かみ合わせに関する専門的な知識をもとに、お一人お一人に合わせた治療をご提案し、しっかりと噛める毎日をサポートしますので、お気軽にご相談ください。
「りょうデンタルクリニック」は、JR東海道線「千里丘駅」西口から徒歩3分と駅から近い歯科医院です。 お車でお越しの方には、駐車場を完備していますのでご利用ください。 土曜は18時・平日は19時まで診療しています(2024年3月)ので、お仕事帰りやお休みの日など、ご都合にあわせて通院していただけます。
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