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矯正歯科
「歯並びが気になる」「食べものがうまく噛めない」「口が閉じにくい」といったお悩みはありませんか。 こうした症状は、単に歯並びの見た目だけでなく、かみ合わせの乱れが関係している可能性があります。 かみ合わせが悪い歯並びを「不正咬合(ふせいこうごう)」といいます。 不正咬合にはさまざまな種類があり、それぞれ原因や症状が異なるため、お口の状態に合わせた治療を行うことが大切です。 ここでは、代表的な不正咬合の種類や、かみ合わせ治療で行うことについてお話しします。 野呂 端良 院長 野呂 端良 院長 2009年 朝日大学歯学部卒業 京都府立医科大学附属病院にて研修 2012年 朝日大学インプラント科 在籍中 2014年 日本顎咬合学会 認定医取得 2015年 歯科医師臨床研修指導医(厚生労働省指定) 2018年 坂根歯科診療所勤務(坂根清文先生に師事) 2019年 坂根歯科診療所 院長就任 2020年 日本口腔インプラント学会専門医取得 2023年 りょうデンタルクリニック開院 医院名:りょうデンタルクリニック 所在地: 〒566-0001 大阪府摂津市千里丘1丁目4−17
野呂 端良 院長
Contents
上下の歯がバランスよく接触し、しっかり噛める状態を、「かみ合わせが整っている」といいます。 見た目が整っているだけではなく、発音や飲み込み、お口の清掃のしやすさなども含めて、問題がないことが重要なポイントです。 歯並びや顎の位置に問題があると、かみ合わせのバランスが崩れて、お口の機能に影響を及ぼす恐れがあるため、かみ合わせを整える治療を行います。 代表的な例を見ていきましょう。
出っ歯(上顎前突)とは、上の前歯や上顎全体が前方へ突出している状態です。 前歯でしっかりと噛むことが難しく、かみ合わせのバランスが崩れやすくなります。 生まれ持った骨格や遺伝だけでなく、口呼吸や幼少期の指しゃぶり、舌で前歯を押すクセなどの影響も考えられます。
受け口(反対咬合)は、下の歯や下顎が上の歯より前に出ている状態です。 通常は上の前歯が下の前歯より少し前にありますが、受け口ではその関係が反対になります。 顎の動きにも負担がかかりやすく、顎関節に影響があらわれることが多い不正咬合です。
反対咬合は、下顎の成長が進む時期に、悪化する可能性があります。 下の顎が大きい、または上の顎が小さいなどの骨格が原因となるケースが多いのですが、下の顎を突き出すクセや、口呼吸が原因となっていることもあります。
叢生(そうせい)は、歯が重なり合っていたり、歯列が凸凹になっていたりする歯並びで、八重歯も叢生に含まれます。 顎の大きさに対して歯が並ぶスペースが不足している場合に起こることが多くあります。 日本人に比較的多く見られる不正咬合の一つで、2016年(平成28年)の歯科疾患実態調査では、12歳以上20歳未満で叢生のある方の割合は約26%でした。
参考:厚生労働省「平成28年歯科疾患実態調査」結果の概要p24より >
開咬とは、奥歯で噛んだときに前歯が閉じず、上下の前歯の間にすき間ができる状態の歯並びです。 遺伝的な要因に加えて、口呼吸や指しゃぶり、舌で歯を押すクセなどが原因となることがあります。
前歯などの歯と歯の間にすき間がある状態を、空隙歯列(くうげきしれつ)といいます。 すき間ができる原因はさまざまで、生まれつき永久歯の本数が少ない場合や、歯の大きさが通常より小さい場合などがあります。 乳歯の時期に見られる歯と歯の間のすき間は、永久歯が生えるために必要なスペースである場合もあるため、年齢や歯の生えかわりの状況なども含めて判断することが大切です。
かみ合わせが深く、上の前歯が下の前歯を大きく覆っている状態です。 生まれつきの骨格のほかに、むし歯や歯周病、ケガなどにより、歯を失った状態を長く続けることが原因と考えられます。
下の前歯が上の歯ぐきに当たることで歯ぐきを傷つけてしまったり、噛む力が一部に集中することで顎関節へ負担がかかり、顎の痛みや違和感につながったりすることもあるため、注意が必要です。
かみ合わせのズレは見た目のお悩みとして捉えられがちですが、状態によっては機能面にも影響することがあります。 上下の歯が適切にかみ合っていない状態が続くと、お口の中だけでなく、全身の健康に影響を及ぼす恐れがあります。
歯並びが乱れていると歯ブラシが届きにくい部分が増え、歯垢(プラーク)が残りやすくなります。 歯垢の中にはむし歯菌や歯周病菌が多く存在しているため、十分に汚れを落とせない状態が続くと、むし歯や歯周病になりやすくなります。 特に、叢生(乱ぐい歯)の場合は歯が重なっている部分の清掃が難しく、セルフケアだけでは汚れを取り除きにくい点に注意が必要です。
また、出っ歯(上顎前突)や開咬では口が閉じにくく、お口が開いた状態になりやすいことがあります。 お口の中が乾燥すると、細菌を洗い流す働きがある唾液の作用が十分に発揮されにくくなり、細菌が繁殖しやすい環境となるため、むし歯や歯周病のリスクが高まることがあります。
かみ合わせが悪いと、食べ物を十分に噛み砕けないことがあります。 出っ歯や受け口、開咬といった歯並びでは、前歯でしっかりと噛み切ることが難しく、奥歯の負担が大きくなります。 さらに、よく噛めないまま飲み込むと胃腸へ負担がかかるほか、食事に時間がかかったり、硬いものを避けるようになったりすることもあり、全身の健康状態にも影響を及ぼす可能性もあるのです。
上下の歯が均等にかみ合わないと、一部の歯や顎にばかり負担がかかるようになり、 ・顎が痛い ・口を開けると音がする ・大きく口を開けにくい といった顎関節症の症状があらわれることがあります。
顎関節症のすべてのケースが、かみ合わせが関係しているわけではありませんが、かみ合わせのバランスが影響しているケースも少なくありません。
一部の歯だけに強い力がかかる状態が続くと、歯が通常より早くすり減ったり、ひびが入ったり、欠けたりすることがあります。 また、詰め物や被せ物が外れやすくなることもあります。 歯は一度大きく削ったり失ったりすると元には戻りません。 何度も治療をくり返すことになると、治療の内容によっては歯に負担がかかることがあります。 長く自分の歯を守るためにも、かみ合わせのバランスは大切です。
前歯にすき間がある開咬の歯並びでは、息が漏れやすくなったり、前歯のかみ合わせや舌の位置・動かし方などが影響したりすることで、発音が不明瞭になることがあります。
口元は食事中や会話のときなどに、注目されやすいパーツの一つです。 歯並びや口元が気になると、緊張して不自然な表情になってしまったり、手でかくしてしまったりする方もいらっしゃいます。 かみ合わせを整えることは、お口の機能を改善するだけでなく、口元に自信を持てるようになることにもつながります。
かみ合わせのズレの原因は患者さまによって異なります。 そのため、まずは詳しい検査を行い、原因を把握した上で適切な治療計画を立てることが大切です。 かみ合わせ治療では、歯並びだけを見るのではなく、お口全体を詳しく調べます。 レントゲン撮影や口腔内写真、必要に応じてCT撮影などを行い、 ・歯並び ・顎の位置 ・骨の状態 ・かみ合わせのバランス などを確認します。 症状の原因を適切に把握することで、お一人お一人に適した治療方法を選択することが可能です。
歯並びやかみ合わせそのものを改善する方法として、代表的なのが矯正治療です。 矯正治療では、矯正装置を使用して、歯を少しずつ動かして適切な位置へ導きます。 歯列を整えることで、見た目だけでなくかみ合わせを調整し、噛む機能の改善もめざします。 歯並びを整えることで歯磨きもしやすくなり、将来的なむし歯や歯周病の予防にもつながります。
被せ物や詰め物が原因でかみ合わせがズレている場合は、被せ物や詰め物の形を調整したり、新しく作り直したりすることで、かみ合わせが改善されることがあります。 歯の当たり方を確認しながらかみ合わせの調整を行うことで、歯や顎への負担を軽減できるケースもあります。
スポーツ時の強い衝撃が原因で、顎の関節や筋肉に負担がかかり、かみ合わせがズレることがあります。 スポーツマウスガードを装着することで、歯や口の中を保護するとともに、衝撃による歯や顎への負担を軽減することが期待できます。 当院では、スポーツマウスガードの製作にも対応可能です。 競技やお口の状態に合わせて、歯や顎を守りながら、スポーツに取り組めるようサポートしています。
かみ合わせは、毎日の食事や会話など、お口の機能を支える大切な役割を担っています。 「歯並びが気になる」「噛みにくい」「顎が疲れやすい」といった症状があっても、慣れてしまい、そのまま過ごしている方も少なくありません。 かみ合わせの問題は早めに治療を始めることで、症状の改善や将来的なトラブルの予防につながるケースが多くあるため、自己判断で様子を見るのではなく、まずはお口の状態を確認することが大切です。
当院では、患者さまのお口全体を丁寧に調べ、かみ合わせの状態を確認した上で、お一人お一人に合わせた治療方法をご提案しています。 歯並びやかみ合わせについて気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
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