ブログBLOG
みなさんこんにちは
摂津市千里丘のりょうデンタルクリニックです😊
私たちは毎日食事をしていますが、食べ物を噛んで飲み込むという行動を意識したことがあるでしょうか?
今回のコラムでは摂食・嚥下機能、つまり食べ物を噛んで飲み込むという大切なプロセスについて考えてみましょう。
年を重ねても、食べ物を噛んで飲み込む力を維持しながら、さらにはこの機能を向上させるためには、お口周りの筋肉だけでなく、お腹や背中の筋肉も重要な役割を果たしていることが最新の研究で分かっています。
摂食・嚥下機能を健康に保つためには、体幹の筋肉を鍛えることが効果的です。
しかし、高齢者の中には、通常の運動が難しい場合もあります。
そんなときでも、ベッドから離れたり、立ち上がったりするシンプルな動作でも健康に役立つことがあります。
例えば、ベッドから4時間以上離れることが、全身の筋肉を保ち、摂食・嚥下機能を改善するのに効果的であることが研究で示されています。
ベットから離れている時間 | 四肢の筋肉量 | 体幹の筋肉量 | 噛んで飲み込む機能(摂食・嚥下機能) |
---|---|---|---|
0〜4時間 | 少ない | 少ない | 低い |
4〜6時間 | 4時間以下より多い | 少ない | 4時間以下より高い |
6時間以上 | 多い | 多い | 常食に近い |
体幹の筋力が低下すると、姿勢のバランスも乱れ、正しい姿勢で生活することが困難になる場合があります。
たとえば、猫背のような姿勢ではあごと胸の距離が長くなり、飲み込むことが難しくなります。
つまり、食べ物を噛んで正しく飲み込むことが難しくなるのです。
このような姿勢が続くと、嚥下機能が悪化し、悪いサイクルに陥る可能性があります。
高齢者の方や摂食・嚥下に問題のある人々にとって、体幹の筋力を維持し、姿勢を改善することはとても重要なことなのです。
適切な運動や体操を行うことで、これらの健康問題を予防し、改善することができます。
また、医師・歯科医師のアドバイスを聞き、診察を受けることもおすすめいたします。
摂食・嚥下機能は、私たちの生活の質と健康に密接に関連しており、適切なケアが欠かせないことを覚えておきましょう!

飲み込みづらくなる負のスパイラル
腹筋や背筋のような体幹の筋肉は、姿勢を維持するのに大きな役割があります。
寝たきりなどで体幹の力が低下すると、猫背のような悪い姿勢になり、あごと胸の距離が長くなって食べ物が飲み込みづらい姿勢になります。
さらに嚥下機能が低下してしまうという負のスパイラルに陥るのです。
摂津市千里丘の歯医者 りょうデンタルクリニック