お電話での予約・お問い合わせ06-6318-9400
ブログBLOG
歯ぎしり・くいしばり
皆さま、こんにちは。 摂津市千里丘の歯医者「りょうデンタルクリニック」です😊
歯ぎしりをご家族に指摘されたことはありますか。 日中、無意識のうちにくいしばりをしていたという方もいらっしゃるでしょう。 歯ぎしりやくいしばりは、クセのようなものだと思われがちですが、お口にとっては負担となるものです。 そのため、できるだけ早く適切な治療を受けることが大切です。 歯科医院では、患者さまのお口に合わせて製作したマウスピースを装着して歯や歯ぐきを保護する方法や、お口まわりの筋肉を緩めて負荷を軽減するボツリヌス治療などで症状の緩和をめざします。
野呂 端良 院長
Contents
歯ぎしりやくいしばりは、体重の倍以上の強い力が特定の部分にかかります。 歯ぎしりくいしばりの原因は、お一人お一人によって異なりますが、ストレスや生活習慣、かみ合わせの問題にあるとされていて、長い間続いているという方も少なくありません。 歯ぎしりやくいしばりを続けていると、歯や歯を支える組織にダメージを与え、次のような ことが起こる恐れがあります。
歯ぎしりやくいしばりをしていると、エナメル質が削られます。 歯の外側にあるエナメル質は、身体の中でもっともかたいとされていますが、エナメル質同士がギリギリとこすり合わされることによって、歯が摩耗(まもう)するのです。
むし歯治療で使用した被せ物や詰め物は、接着剤でつけています。 歯ぎしりをしていると歯が横に揺さぶられて接着剤が少しずつはがされていき、詰め物や被せ物が外れてしまうことがあります。 また、歯ぎしりの程度や被せ物の素材によって差はありますが、被せ物や詰め物が欠けたり破損したりすることもあるのです。
エナメル質が摩耗すると、内部の象牙質が露出して神経までの距離が近くなります。 また、歯に力が断続的に加えられることで、小さな割れ目ができることも。 そうなると、冷たいものや歯ブラシが刺激となって痛みを感じたりしみたりする「知覚過敏」の症状が起きやすくなります。
歯ぎしりやくいしばりが、歯周病の直接の原因となるわけではありません。 けれども、歯ぎしりやくいしばりによって歯や歯ぐきに負担がかかることで、歯が揺さぶられて歯周病の進行が早まるのです。
歯ぎしりの前後左右にギリギリとこするような動きは、顎関節にとって負担の大きいものです。 顎関節に負担がかかることで炎症や腫れが起こり、顎関節症を発症するリスクが高まります。
歯ぎしりによって歯に横向きの力が加わることで、歯が外に向かって傾きます。 歯の向きが外向きに傾くと歯並びも広がり、すきっ歯になることがあります。 すきっ歯になると、見た目のお悩みにつながるだけでなく、噛む力が低下したり、食べものがはさまってむし歯になりやすくなったりと、お口のトラブルの原因となりかねません。
歯ぎしりやくいしばりをしている場合は、歯科を受診しましょう。 当院では、お口に合うマウスピースを製作して症状を緩和する方法以外にも、「ボツリヌス治療」を行っています。
「ボツリヌス治療」では、ボツリヌス菌から抽出されるタンパク質の一種である「ボツリヌストキシン」を注射して、筋肉をゆるめる治療です。 一般的には、美容皮膚科などで行うしわ取りというイメージをお持ちの方が多くいらっしゃるでしょう。
けれども、「ボツリヌス治療」は、シワ取り以外にも整形外科・リハビリテーション科、内科、歯科など幅広い領域で用いられていて、病状によっては保険が適用されることもある治療です。 「ボツリヌス菌」をそのまま注射するわけではないので、中毒になるといった心配はありません。 また、「ボツリヌストキシン」は注射した部分にのみ効果を発揮します。 全身に流れて他の部分の筋肉までがゆるむといったことはありません。
歯科では、お口周りの筋肉に「ボツリヌストキシン」を注射し、筋肉をリラックスさせて、歯ぎしりやくいしばり、顎関節症の症状を改善する治療を行っています。 注射した部分の筋肉の働きが弱まることで、歯ぎしりやくいしばりそのものがなくなるといったわけではありませんが、くいしばりの力がゆるみ、歯ぎしりやくいしばりによる影響を少なくすることができるのです。
当院の「ボツリヌス治療」では、韓国の医療品メーカー「デウン製薬」が製造しているボツリヌストキシン製剤「ナボタ(NABOTA)」を使用しています。 日本でいうところの厚生労働省の位置づけである政府機関「米国FDA」や「韓国KFDA」によって認可された製剤で、世界的に安全性が認められているものです。 ボツリヌストキシン注射は、注入する部位や症状に応じて注入量を調整する必要があります。 当院では、副作用のリスクを最大限抑えながらも十分な効果が発揮できる量として、40単位を両顎に注入しています。
ボツリヌス治療を行うことで、筋肉がゆるみます。 その結果、次のような効果が期待できます。
・歯ぎしりやくいしばりの緩和 ・顎関節症の症状の改善 ・ガミースマイルの改善 ・咬筋の発達によるエラ張りの改善 ・口元のシワの改善 ・くいしばりによる頭痛や肩こりの緩和
噛むときに使用する筋肉「咬筋」に「ボツリヌストキシン」を注入することで、噛む力が弱まり歯ぎしりやくいしばりの症状緩和に効果があります。 ほかにも、上唇挙筋に注射することで、笑ったときに歯ぐきが目立つガミースマイルの改善に効果的です。 口角を引き下げてしまう筋肉をゆるませることで口角を上げたり、オトガイ筋(顎の筋肉)に注入することで梅干しのような顎のシワを目立ちにくくしたりといった効果も期待できます。
当院のボツリヌス治療の流れについてお話しします。
まずはカウンセリングにて、しっかりと患者さまのお話をおうかがいします。 抱えているお悩みや治療のご要望などをお聞かせください。 ボトックス治療の説明やリスクなども丁寧にわかりやすくご説明し、治療内容にご同意いいただけましたら治療を始めます。
治療を始める前に、お口の状態を調べ、ボツリヌス治療が適用できるかを確認します。 噛む力やかみ合わせについてもチェックします。
気になる部分に、注射でボツリヌストキシンを注入します。 痛みに配慮して行いますが、不安な方は遠慮なくお伝えください。
ボツリヌス治療にはダウンタイムがありません。 施術後すぐにご帰宅いただけます。 注射を行ってから数日で効果を実感できるようになり、3〜4ヶ月程度効果が持続します。
歯科で行うボツリヌス治療には、さまざまなメリットがありますが、気を付けていただきたい点や事前にご理解いただきたい点もあります。
歯ぎしりやくいしばりの症状緩和のために行うボツリヌス治療には、次のようなメリットがあります。
個人差はありますが、ボツリヌス治療にかかる時間は10〜15分程度です。 ほかの歯科治療とくらべても短時間で治療が終わることから、お仕事や家事などでお忙しい方にも受けていただきやすい治療です。
ボツリヌス治療には、治療後のダウンタイムや副作用が少ないとされています。 施術後は激しい運動や長時間の入浴は避けていただきますが、日常生活に支障をきたすことはありません。 デスクワークのように激しく体力を使う仕事でなければ、施術後にお仕事にお戻りいただくことも可能です。
ボツリヌス治療を行う前に、ご理解いただきたい点がいくつかあります。 個人差はありますが、治療後数日間は軽い頭痛や、注射した部分に痛みや違和感が出る場合があります。 一過性のものでしばらくすると落ち着く方がほとんどですが、痛みが続くようでしたら受診してください。
ボツリヌス治療の効果は、永遠には続きませんので、定期的に受けていただくことで効果を持続させることができます。 一般的には、注射後2〜3日で効果を実感できるようになり、3〜4ヶ月程度は効果が継続するとされています。 くり返し治療を行うことで、効果の持続期間も長くなる傾向にありますので、定期的に治療を受けるのがおすすめです。
ボツリヌス治療には保険が適用されませんので、費用は全額負担となります。
JR東海道線「千里丘駅」西口から徒歩3分の「りょうデンタルクリニック」は、患者さまのお悩みや治療のご要望をおうかがいし、お一人お一人に適した治療をご提案します。 「歯ぎしりやくいしばりはクセのようなもの」とそのままにしている方もいらっしゃいますが、お口そして全身の健康に影響をおよぼしますので、できるだけ早く治療を始めましょう。
▼当院の診療時間はホームページにてご確認ください▼ >
選べる歯科のホワイトニングで気になる黄ばみを改善して白い歯へ
インプラントは長く使えるって本当ですか?寿命とメンテナンスについて
ホワイトニング後はすぐに食事できる?白さを維持するために気をつけたいこと
マウスピース矯正”インビザライン”について
銀歯が気になる方におすすめの「メタルフリー治療」とは
8割の人が悩む口臭問題
ホワイトニングを行う前に…