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インプラント
皆さま、こんにちは。 摂津市千里丘の歯医者「りょうデンタルクリニック」です😊
一般的には、年齢を重ねるとともに歯を失う方の割合は増加傾向にあります。 若い世代でも歯を失う可能性はあり、中学生や高校生でも、むし歯や歯周病といったお口の病気だけでなく、スポーツ時の接触や転倒などで歯を失ってしまうケースはあります。 年齢に関わらず、歯を失ったらできるだけ早く補うことが大切です。
どのように歯を補うかはお一人お一人で異なり、お口の状態はもちろんですが、 ・見た目 ・噛み心地 ・寿命 ・ライフスタイル などを考慮して、治療法を選択します。
歯を補う方法の一つであるインプラント治療は、入れ歯やブリッジなどの治療法とくらべて、 ・しっかりと噛める ・自然な見た目に仕上がる といった特徴があります。
ただし、インプラント治療では、外科手術によってインプラント体を顎の骨に直接埋めるため、お口や身体の状態によっては受けられないケースがあるのです。 特に、未成年とシニア世代はインプラント治療を受けられるかどうかしっかりと判断する必要があります。 ここでは、インプラント治療を受けられるかどうかを未成年とシニア世代に分けてお話しします。
野呂 端良 院長
Contents
インプラント治療を行うためには、顎の骨の成長が完了している必要があります。 そのため、骨の成長が発達途中にある未成年には、インプラント治療を行うことは基本的にはありません。
インプラント治療は、骨の成長が止まる18歳以降にするのが望ましいとされています。 とはいえ、「18歳を過ぎたら必ずできる」というわけではなく、骨の成長のスピードや成長が止まる時期に合わせて行います。
未発達な骨にインプラント体を埋めることで、骨の自然な成長を妨げてしまう恐れがあります。 さらに、骨の成長が完了していない状態でインプラント治療を行うと、顎の骨の成長に伴ってインプラント体の位置が変わってしまう可能性があります。 顎の骨が成長している時期にインプラント治療を行うと、顎は成長して大きくなるのに対して、インプラントの位置は変わらないため、ズレが生じてしまうのです。
インプラント体が正しい位置に固定されないと、かみ合わせや歯並びに影響をおよぼします。 こういったことから、インプラント体を適切な位置に長期間キープするためには、骨の成長が終わるのを待ってから治療を行うのが推奨されているのです。
また、骨の成長が終わっていない状態では、骨の密度が低い可能性があります。 骨の密度が低い状態でインプラント治療を行うと、埋めたインプラント体が安定しにくく、長期的にインプラントをお使いいただけない恐れがあります。
ただし、特別な理由がある場合は、未成年であってもインプラント治療を行う場合もあります。
インプラントができないからといって歯を失ったままにしていると、周りの健康な歯にも悪い影響をおよぼす恐れがありますので、できるだけ早く補うことが大切です。 成長期に歯を失った場合は、インプラント以外の方法で歯並びや顎の骨の健康を維持させる必要があります。
未成年が永久歯を失った場合は、インプラント治療ではなく、入れ歯やブリッジをご提案するケースが一般的です。 ただし、ブリッジは両隣の歯を削って柱として連結した人工歯を取り付けるため、周りの歯の状態によってはブリッジ治療を選択できない場合もあります。
入れ歯は、基本的にはどの歯にも使用できます。 けれども、歯を失った場所によってはお口を開けたときに、入れ歯の留め具が見えたり、外してのお手入れが大変だったりといった点から、できることならむし歯は使いたくないと感じている方もいらっしゃるのが現状です。
入れ歯以外では、保隙装置(ほげきそうち)とよばれる装置を使用することがあります。 保隙装置は、欠損した部分のスペースを維持するための装置で、隣の歯が傾いてくるのを防ぎます。 また、矯正治療によって、歯並びや顎の成長を整えながら、歯を失った部分の影響を最小限に抑えつつ、インプラント治療の準備を行うことも選択肢の一つです。
ストレスを軽減しつつお口の健康状態を維持するためには、お一人お一人のお口の状態やライフスタイルに合わせた治療を選択することが大切です。
では、シニア世代ではどうでしょう。 結論からいうと、インプラント治療には年齢の上限はありませんので、シニア世代でもインプラント治療は可能です。
年齢を重ねたシニア世代にとっても、インプラント治療を受けることで次のようなメリットが期待できます。
インプラント治療が成功すると、入れ歯やブリッジなどのほかの治療法とくらべて、噛む力が強く、天然の歯と変わらない噛み心地が再現されます。 歯を失ったことであきらめていたかたい食べものも、再び食べられるようになります。 食事中にズレることもないため、ご家族やご友人との食事の時間がより楽しいものになるでしょう。 食事の幅も広がることで、栄養のバランスも整います。 また、会話もスムーズに行うことができます。
咀嚼力が向上することで、噛むときの刺激が顎の骨に伝わりやすくなります。 年齢を重ねることで、少しずつ顎の骨は痩せて、吸収されていきます。 さらに歯を失ったことで、噛む刺激が骨に伝わらなくなり、骨の吸収は進んでしまうのです。 インプラント治療を行うと、噛んだときの刺激がインプラントを通して骨に伝わるので、骨の吸収を抑えることにつながります。 また、咀嚼をすることで口での刺激や情報が脳へ伝わり、脳が活性化され、認知機能にもよい影響をおよぼすことがわかっています。
入れ歯をお使いの方の中には、お口を開けたときに入れ歯の金具が見えることを気にしている方もいらっしゃるでしょう。 また、入れ歯が食事や会話の途中でズレたり外れたりすることで、人との関わりを避けるようになる方もいらっしゃいます。 インプラント治療を行えば、どこを治療したかわからないほど自然な見た目に仕上がります。 ずれたり外れたりといった心配も不要です。 その結果、口元に自信が持てるようになり、自然で健康的な笑顔になることが期待できます。 いくつになってもイキイキとした毎日を過ごすためには、社会との交流が大切です。 自信の持てる口元に整えることで、より積極的にコミュニケーションを楽しんでいただけます。
インプラント治療には多くのメリットがありますが、治療を行うには、いくつかの条件を満たす必要があります。
年齢が上がるとともに、持病がある方は増える傾向にあります。 持病によっては手術ができない場合や、術後にインプラントが安定しない恐れがあります。 たとえば、高血圧、糖尿病、骨粗鬆症などの慢性疾患があると、インプラント手術後の回復が遅れるケースがあるため、事前に医師と連携して治療の可否を判断することが必要です。 また、手術に耐えられる体力があるかも重要なポイントです。
シニア世代は骨の成長はすでに完了していて、顎の骨の構造もしっかりと安定しています。 けれども、年齢を重ねるにつれて、骨密度が低下しているケースが少なくありません。 歯を支えている歯槽骨の厚みや高さが不足していると、インプラントが安定しない恐れがありますので、追加で骨を増やす処置を行います。
インプラントを安定してお使いいただくためには、術後のメンテナンスが重要です。 毎日の歯磨きなどのセルフケアに加えて、定期的に歯科医院でプロのケアを受ける必要があります。 インプラントには、天然の歯には存在する歯根膜という組織がありません。 そのため、周囲の歯ぐきが細菌に弱く感染しやすいため、しっかりとメンテナンスを行うことが大切です。 メンテナンスには終わりがなく、何歳になっても続けていただく必要があります。 シニア世代になると、持病や体調などで通院が難しくなることもあるでしょう。 その場合に、どのようにメンテナンスを継続させるかについても事前に考えておくことが必要です。
歯を失ったら、できるだけ早く補うことが大切です。 インプラント治療にはさまざまなメリットがありますが、顎の骨が成長途中にある未成年の方にはインプラント治療を受けていただくことはできません。 一方、年齢的な上限はありませんので、60代、70代の方でもインプラント治療を受けていただくことは可能です。 インプラント治療後20年以上経過した患者さんのアンケート調査によると、70歳代の76%、80歳代で75%の方が「何でもよく噛める」と回答しています。
参考:20年以上経過したインプラント患者のアンケート調査より >
インプラント治療は歯を失ったことによる不便な状態を解消し、生活の質を向上させます。 ただし、インプラント治療を成功させるためには、適切な診断とお一人お一人に合わせた治療計画の立案が必要です。 「りょうデンタルクリニック」では、お一人お一人のお話をしっかりとお伺いし、お口の中をしっかりと検査した上で、インプラント治療を行うかどうかを診断します。
インプラント治療が難しいと判断した場合や、未成年の方には、別の選択肢をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。 当院はJR「千里丘駅」西口から徒歩3分、近鉄バス「JR千里丘」、吹田市コミュニティバス・あおばルート「千里丘一丁目」からもすぐのところにあります。 お車でお越しの方用の駐車場もご用意していますので、どうぞご利用ください。
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