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インプラント
皆さま、こんにちは。 摂津市千里丘の歯医者「りょうデンタルクリニック」です😊
インプラント治療は、入れ歯やブリッジと同じように、失った歯を補う治療法の一つです。 入れ歯やブリッジは、周りの歯や歯ぐきを支えにしますが、インプラント治療では歯を失った部分の顎の骨に歯根の代わりとなるインプラント体を埋め込んで人工歯を支えます。
顎の骨に固定されるのでしっかりと安定し、天然の歯とかわらない力で噛むことができます。 また、見た目も自然に仕上がることから、多くの人に選ばれている治療法です。
けれども、インプラント治療は入れ歯やブリッジとくらべると、治療完了までに時間が必要です。 ここでは、インプラント治療期間の目安と治療中の過ごし方についてお話しします。
野呂 端良 院長
Contents
インプラント治療では、治療が完了するまでに半年から1年ほどかかります。 これはあくまでも目安で、失った歯の数や骨の状態など、お一人お一人で異なります。
治療期間が半年以上というと、長いと感じる方もいらっしゃるでしょう。 けれども、時間が必要となるのには理由があります。
インプラント治療では、外科手術が必要です。 手術の安全性を高めるためには、事前の検査を丁寧に行い、お一人お一人に合わせた治療計画を立案する必要があります。
さらに、手術後のリスクに備えて、 ・お口の中を健康な状態に整える ・インプラント体が安定するように顎の骨の状態を整える ことが欠かせません。
また、手術後はインプラント体と骨がしっかりと結合するのを待ってから次の工程に進みます。 インプラント体と骨が結合するのに必要な時間は、一般的には2〜6ヶ月とされています。 このように、インプラント治療には多くの工程があり、そのすべてを丁寧に的確に進めていくことが大切なのです。
インプラント治療に時間がかかる理由についてご説明しましたが、治療期間に幅があることを疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。 できることなら、最短の治療期間で治療を終えたいとお考えの方がほとんどかと思いますが、治療期間はさまざまな要因で決まります。
むし歯や歯周病がある状態では、インプラント手術を行うことはできません。 むし歯や歯周病は、細菌による感染症です。 お口の中に細菌がある状態で手術を行うと、術後に細菌による合併症が起こるリスクを伴います。
特に、歯周病菌はインプラント周囲の歯ぐきが炎症する「インプラント周囲炎」の原因となるため、注意が必要です。 むし歯や歯周病がある場合は先に治療を行いますが、進行状態によっては治療に時間がかかる場合があります。 そうなると、手術開始が遅くなり治療期間が長くなってしまうのです。
顎の骨の量や高さが十分でなければ、埋めたインプラント体が安定せず、脱落する恐れがあります。 事前の検査で顎の骨が不足していることがわかれば、骨の量を増やす「骨造成」を行います。 どれくらい不足しているのかや骨が育つまでの時間によって、治療期間に差が出るのです。 また、手術後にインプラント体と骨が結合するまでの時間も、顎の骨の状態が大きく関係します。
私たちの骨は新陳代謝していて、新しい骨と古い骨が入れ替わっています。 新しくできた骨がインプラント体を囲み、少しずつ表面の細かな部分に入り込むことでしっかりと結合するのです。 歯周病が進行して顎の骨が破壊されていたり、骨粗しょう症や糖尿病などが原因で骨の新陳代謝のリズムが乱れていたりすると、結合に時間がかかることがあります。
インプラント手術後の過ごし方も治療期間に影響を及ぼします。 手術直後はインプラント体が安定していない状態です。 そのときに硬いものを噛んだり、指や歯ブラシで押したりすると、インプラント体がぐらぐらして結合までに時間がかかってしまいます。 重いものを持ったり、激しい運動をしたりすることも、歯を噛みしめることにつながりますので避けましょう。 歯ぎしりにも注意が必要です。
また、喫煙するとタバコに含まれるニコチンによって、血管が収縮し血流が悪くなります。 そうなると組織の修復に必要な酸素や栄養分が届きにくくなり、骨の結合に時間がかかってしまうのです。
インプラント治療には、さまざまな工程があります。 治療の流れにそって、それぞれに必要な期間、通院回数の目安についてお話しします。
●通院回数:1回 インプラント治療に興味がある方や質問がある方は、お気軽にご相談ください。 当院では、お一人お一人のお話を丁寧におうかがいし、お口全体を考慮しながら治療を行う「一口腔一単位」という考えをもとに、生活習慣や原因、治療歴を確認した上で適切な治療法をご提案します。 一般的なインプラント治療の流れや、治療期間、費用などについてお伝えした上で、 インプラント治療を希望される場合は、精密検査を受けていただきます。
●通院回数:2~3回 お口の中をすみずみまで調べます。 お口の型どりを行い、歯科用CTや口腔内カメラで撮影を行います。 歯科用CTではお口の中を立体的に撮影することが可能です。 撮影した画像をモニターに映し出して、画像を見ながらどのように治療するかをご説明します。 また、シミュレーションソフトを使って、仕上がりの状態をお見せします。 検査結果をもとに、オーダーメイドの治療計画を立案し、具体的な治療期間、費用についてご説明しますので、わかりにくいことがあればどのようなことでもご質問ください。 治療計画にご同意いただいてから、治療を始めます。
●通院回数:必要に応じて むし歯や歯周病の症状があれば、治療を優先して行います。 骨の量が不十分な場合は、骨造成を行いますが、骨造成の方法によっては1次手術と同時に行うことも可能です。 必要に応じて、抜歯を行うこともありますが、当院では、歯を抜くのと同時にインプラントを埋める「抜歯即埋入」を行っています。
●通院回数:1回 ●手術後の待機期間:2~6ヶ月 歯ぐきを開いて、顎の骨にインプラント体を埋め込み、歯ぐきを縫合します。 手術自体はインプラント1本あたり30分〜1時間ほどです。 麻酔をかけて行いますので、手術中に痛みを感じることはありません。 手術後はしばらく安静にしていただき、その日のうちにお帰りいただけます。 インプラント体と骨が結合するまでの間は、患部に過度な負担をかけないように気を付けましょう。 待機期間中は1〜2ヶ月に1度のペースで、患部の状態をチェックします。
●通院回数:1回 ●手術後の待機期間:2週間 インプラント体と骨が結合したら、歯ぐきを開いて、インプラント体の上部に新しくできた骨を削ってインプラント体の上部に人工歯の土台となるアバットメントを取り付けます。 1次手術と2次手術を同時に行うケースもあります。 まずは、仮歯を装着してかみ合わせなどをチェックして、最終的な人工歯を装着すれば、治療は完了です。
手術後はメンテナンス期間に入ります。 インプラントを長く安定してお使いいただくためには、メンテナンスを継続して行う必要があります。 毎日のセルフケアに加えて、定期的に歯科でプロケアを受けましょう。 定期検診では、 ・インプラント周囲の歯ぐきに炎症はないか ・インプラントの安定性 ・かみ合わせ などをチェックします。
インプラント治療には時間がかかるだけに、治療期間中の日常生活にどれくらい制限があるかを心配されている方もいらっしゃるでしょう。 特に、治療期間中ずっと歯がないとなると、食事や会話が思うようにできないのではと心配になりますよね。
インプラント体を埋め込んでから、骨とインプラント体が結合するまでの間は、基本的には歯がない状態となります。 ただし、仮歯を入れることは可能です。
仮歯を入れることで、 ・自然な見た目になる ・食事や会話の際に困らない ・患部を保護する ・歯並びやかみ合わせをキープする といった効果が期待できます。
ただし、強い力をかけると仮歯だけでなくインプラント体にとってもストレスとなることがあります。 また、仮歯の周囲が不衛生な状態になると感染症の原因となる恐れがありますので、注意しましょう。
インプラント治療は、天然の歯と変わらない噛み心地や見た目が再現できる治療法です。
インプラント手術後20年経過した患者さまへのアンケート調査では、約78%の方が「問題なく使えている」と回答しています。 また、94%の方が「何でもよく噛める」と答えていて、満足度の高い治療であるといえるでしょう。
参考:J-STAGE_日本口腔インプラント学会誌31巻 (2018) 2号「20年以上経過したインプラント患者のアンケート調査」より >
とはいえ、インプラント治療は外科手術を伴うため、持病や全身の健康状態によっては治療を受けていただけないこともあります。 自由診療ですので、費用面での負担も大きくなる傾向にあります。
JR東海道線「千里丘駅」西口から徒歩3分の「りょうデンタルクリニック」では、お一人お一人のお悩みや治療に関する要望をおうかがいして、適切な治療法をご提案しますので、まずはどのようなことでもお気軽にご相談ください。
当院の診療時間はホームページにてご確認ください >
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